「肌は心の鏡」と言われているほど、心と肌の状態は密接につながっています。
きちんとお手入れをしているのに肌の調子が悪い…。そんな悩みを抱えている方はいませんか?
もしかしたら、それは、ストレスが肌トラブルの原因かもしれません。
ここでは、乾燥肌や敏感肌、ニキビ、くすみ、シミなど、ストレスが原因で起こる肌トラブルについて検証してみました。
ストレスとは、なんだろう?
私たちは日常生活において「ストレス」という言葉をよく使います。そもそも、ストレスとは一体どういうものなのでしょうか?
一言で表すと、ストレスとは、さまざまな刺激によって生じる心と身体の反応のことです。
ストレスは大きく分けると、「外的ストレス」と「内的ストレス」の2つがあります。
外的ストレスとは、紫外線や空気の乾燥、肌の摩擦など外部環境によって引き起こされるものです。
一方、内的ストレスには、疲労や睡眠不足、食生活の乱れ、仕事や人間関係による精神ストレスなどが含まれます。
つまり私たちの肌は、外からも内からも影響を受けやすい環境にある、というわけです。
ストレスが肌トラブルを引き起こす原因、なんだろう?
過度のストレスがかかると、さまざまな肌トラブルを引き起こします。
1.活性酸素による肌の老化
脳はストレスを感じると、それに対抗するためにストレスホルモンと呼ばれる副腎皮質ホルモンを分泌します。この分泌と分解の過程で活性酸素が発生します。
活性酸素はとかく悪者にされがちですが、適量であれば問題ありません。
体内に侵入した細菌やウイルスを撃退したり、がん細胞を抑制したりする働きがあるので、私たちが生きていくために必要不可欠な物質です。
ただし、増えすぎてしまうと本来は守るべき身体にまで攻撃を仕掛ける厄介な性質があります。
強力な酸化力によって皮膚を錆びつかせ、シミやそばかす、シワ、くすみなどの肌老化の原因になります。
2.肌のバリア機能の低下
ストレスによって自律神経の働きが乱れると、免疫力が弱くなってしまいます。
免疫力の低下は、当然ながら肌にも悪影響を及ぼします。
紫外線などの外的刺激から身を守るバリア機能が弱まり、肌の新陳代謝も衰えるため、乾燥や肌荒れなどのさまざまな肌トラブルが生じがちです。
3.ホルモンバランスの乱れ
肌の調子は、女性ホルモンに左右されるといっても過言ではありません。
ホルモンは脳の視床下部から指令を受けて分泌されます。
しかしストレスに非常に弱い器官なので、心身に負荷がかかると途端にバランスが崩れてしまいます。
その結果、うるおいのある美肌作りに欠かせない女性ホルモン「エストロゲン」をうまく分泌できなくなり、肌の乾燥やかゆみ、ニキビなどの症状を招く原因となります。
あなたのストレスの原因とは?
ストレスによる肌トラブルを解決するためには、ストレスの原因(ストレッサー)をきちんと認識して、解消に努めることが大切です。
ストレッサーは主に、以下の5つに分けられます。
下記にまとめてみたので、自分に当てはまる項目がないか確認してみましょう。
1.物理的ストレッサー
暑さや寒さなどの気温の変化・高気圧や低気圧・騒音・ほこり・花粉・空気の汚染など
2.化学的ストレッサー
化学物質・有機溶剤・金属・アルコール・タバコ・薬物・添加物など
3.生理的ストレッサー
疲労・睡眠不足・空腹・病気・体調不良など
4.心理的ストレッサー
不安・緊張・焦り・怒り・イライラ・さみしさなど
5.社会的ストレッサー
人間関係・昇進・左遷・転勤・単身赴任・失業・定年・退職・ハラスメント・借金など
道具いらず!今すぐできる、リラックス法
現実問題として、ストレスの原因がわかっても、すぐに解決するのが難しいケースも多いかもしれません。
知らず知らずにうちにストレスを溜め込んで、気がつけば肌も心もボロボロ…なんてことも。
上手に解消して、心身を健やかに保つことを心がけましょう。
ここでは、今すぐできる簡単なリラックス法をご紹介します。
1. 腹式呼吸
不安や緊張が高まっている時ほど、呼吸が浅くなります。
反対に、リラックスしていると、自然と呼吸も深くゆっくりとした状態になります。
私たちが普段行っている「胸式呼吸」では、体内に十分な酸素を送ることができません。
腹式呼吸をすることで内蔵の働きを活発にし、自律神経を整えて体の緊張を解きほぐすことができます。
●方法
1.お腹に風船が入っているイメージをする
2.風船がしぼませる感じで、口から5〜10秒かけて細く長く息を吐く
3.風船を膨らませるように、3秒かけて鼻から息を吸う
4.1〜3を3分ほど繰り返す
2.爪もみマッサージ
爪をもむことで、血流が良くなり、身体をリラックス状態にする副交感神経の働きが活発になります。
腹式呼吸をしながら行うと、相乗効果が期待できます。
ただし薬指を刺激すると、交感神経が優位になり、身体が緊張した状態になるので逆効果です。
薬指以外の指をマッサージしましょう。
●方法
1.爪の生え際の両脇を、親指と人差し指ではさむ
2.「イタ気持ちいい」くらいの強さで10秒ほど圧をかける
3.1〜2を薬指以外の指に順に行う
ストレスを軽減するには、バランスのとれた食事と良質な睡眠をしっかりとることが基本です。
当たり前のことと思うかもしれませんが、奇をてらわず規則正しい生活を送ることが、ストレス解消の近道になります。
ストレス肌におすすめの化粧品
化粧水・美容液・乳液・クリームの機能が1つになった「メディプラスゲル」。
1本で4役こなすので忙しい女性にもぴったりです。
伸びが良いので摩擦が起きにくく、肌へ負担をかけることはありません。
3種類のセラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、フィッシュプラセンタエキスなど66種類の有効成分を配合。肌へハリとうるおいをもたらします。
独自のスキンケア法「メディプラスメソッド」を提唱し、スキンケアをしながらストレスを解消する方法を紹介。
20代後半から30代前半の女性を対象にした実験で、リラックス効果をもたらす働きがあることが実証されました。
石油系界面活性剤、防腐剤、合成香料、合成着色料、鉱物油、アルコール、パラベンなど一切含まれていません。敏感肌でも安心して使える化粧品です。
まとめ
現代女性は日々さまざまなストレスにさらされています。
ストレスがたまると皮膚のバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れ、シミ、シワなどの肌トラブルの原因に。
意識的に解消することで、心身をリラックスさせることが大切です。
最近では、ストレス肌専門の化粧品も販売されています。
毎日のスキンケアに取り入れることで、「お疲れ顔」にさよならしましょう!