アトピーを改善するためには、皮膚科で治療を受けるだけでなく、ライフスタイルそのものを変える必要があります。その中で、一番大切なのは「食生活」。毒素を溜める食生活を続けていると、いくら専門医の治療を受けてもアトピーの改善は見込めません。
食生活を変えると、体内の毒素が排出=“排毒”が起こり、アトピーの症状も改善されます。しかし実は、デトックス効果が高いイメージのあるマクロビオティック、ベジタリアン、ローフードでは、アトピーの改善にはあまり効果がありません。
では、その“排毒”をするにはどうしたら良いのでしょうか?そこでこれから、
- 「なぜ、毒素が溜まるのか?」
- 「“排毒”を促すにはどうしたら良いか?」
- 「どうして、マクロビやローフードはあまり効果がないのか?」
これらを全て網羅し、ご紹介します。ぜひ、アトピー改善にお役立てください。
排毒で体の中からキレイに!
アトピーという問題が起きたら、原因を知り、正しい対策・改善していくことが大切です。多くのアトピーやアレルギーの方々は、原因が皮膚の問賄だと思い込み、薬を使っています。しかし、真実は、アトピーは、「食事」「環境」「ストレス」が原因となり、体の中に毒素が溜まっていたことから来ていたのです。
いかにして体の中に蓄積した毒素を出すか
つまり、アトピーやアレルギーを治すための唯一の道は、体の中に蓄積した毒素を出すこと。とにかくこれに尽きます。もっと説明すると、体の中にこれから入れるものには、毒素を入れず、今体の中に蓄積している毒素をすべて出してしまえば、体の中はクリーンになり、毒素が空になるのです。
体の中とはつまり、血液や臓器のこと。肝臓、腎臓、血管、子宮、小腸、大腸、肺など、普段は目には見えませんが、体の中には臓器があり、そこに、今まで何十年も蓄積された毒素が溜まっています。これを排出することが、最高の健康法なのです。
私たちは、普通の生活をしているだけで、様々なところから毒素が入ってきます。もちろん、大自然に住み、ストレスがない生活に切り替えたら別ですが、現実的には難しいことでしょう。
ストレス社会をたくましく生きていくには、毒素は入ってきても出すこと。左から右へ通り過ぎていくように、毒素が入ってきても、出していけばいいのです。そのためには、適切な食事バランスで食べて、毒素を排出することがとても大事です。
蓄積した体内の毒素を出すことはシンプルです
私たちは、日々何気なく生活しているだけで、「食事」「環境」「ストレス」により体内に毒素が蓄積していきます。その結果、少しずつ免疫力を低下させ、病気へと発展していくのです。
最初の前兆は、ただの疲れ、だるさ、肩こり、眠気、やる気が起きないなど、病気とは言えない、ちょっとした不調のようなものから始まってきます。誰でも、急に大きな病気になるワケではありません。毎日、自分の体調を管理していれば、ちょっとした不調にもすぐに対策が取れるので、大きな病気にまで発展することはないのです。
これまでの、「病気は薬で治す」という常識とは正反対な考え方なので、すぐに納得できない人も多いかもしれません。
一般的には、アトピーやアレルギーになると、栄養失調のように思われがち
「ビタミンが足りないのではないか」「タンパク質が足りないのではないか」
と考える人も少なくありません。実際、ビタミン剤を処方されたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、それは大きな間違い。それどころか“過剰摂取”、つまり栄養のとりすきだったのです。
確かに、野菜不足で、実際ビタミン不足の人の方がほとんどです。しかし、タンパク質が足りないというのはありえません。毎日、肉や魚を食べれば、アトピーやアレルギーになるリスクは高まります。
もし、タンパク質が足りないことが原因だとしたら、昔の人たちはどうでしょう。現代人のように牛井、とんかつ、寿司、オムレツなど食べていないのに、現代ほどアトピーやアレルギーになっていなかったハズです。
現代は、確実に世界各国の肉や魚を食べることができ、豊かな食事ができる時代。ビタミン不足はあったとしても、栄養不足がアトピーやアレルギーの原因とは考えられません。
アトピー、アレルギーを治すためにやるべきこと。それは、
- 体内に蓄積した毒素を出すこと
- 栄養を過剰摂取しないこと
この2つにあるのです。このように体の毒素を出すことを、「排毒」と呼ばれています。
アナタが産まれてから今までの食生活や、生活習慣を振り返ってみてください。たくさん毒素が溜まっている人は、少し時間はかかりますが、コツコツ出してリセットに向かっていきましょう。
中には、「排毒がどのくらい出るのか怖い、心配だ」という人もいるかもしれません。排毒には、どんな毒素が溜まっているか、どのくらい溜まっているかによっても、様々な種類があります。
排毒で起こる主な症状 |
痒み |
皮膚の皮剥け、膿、腫れ |
ニキビ |
鼻水、くしゃみ |
咳 |
発熱 |
しびれ |
頭痛 |
だるさ |
食欲不振 |
体重の低下 |
便秘、下痢 |
生理の停止 |
排毒の症状を聞き、怖いと思ったかもしれません。しかし、排毒をしないと、今のアトピー、アレルギーも治らないのです。
排毒は長く続かない
排毒は、ずっと続くことではありません。あなたの体内に蓄積していた毒素が出る時にときどき起こったり、1週間、1ヶ月など続く人もいます、また、排毒の症状の出方が、弱い人も強い人も様々。それは、元々どのくらい体の中に毒素が蓄積しているか、代謝が良いか悪いかによっても異なってきます。
ただ、排毒が何も起きないということはありません。なぜなら、今アトピー、アレルギーで悩んでいる理由は、毒素か蓄積しているからです。何も起きないというのは、治らないことと同じことなのです。
体の中をリセットしよう
良くも悪くも、体は慣れてきます。それは、病気の状態に体が慣れるということ。長年毒素を溜め込んできた結果、なかなか毒素が出ないなんて人も結構多いのです。20年や30年のアトピーなど、毒素を放置していると、毒素が体と一体化し、アトピーから離れられなくなってしまいます。
でも、安心してください。そんな人でも、排毒することは可能です。そして治る日も来るハズ。しかし、アトピー歴が長ければ、それだけ時間がかかります。そのためにも、早く発見し、早く行動し、治していくことが大切なのです。これから少しずつ、体の中の毒素を排出し、リセットしていきましょう。
ベジタリアン・マクロビオティック・ローフードは逆効果!?
現在では、マクロビオティックの他にも、ローフードや、ベジタリアン、ヴィーガン、アーユルヴェーダなど、健康や美容などを目的に、様々なスタイルの食事法があります。近年では、アメリカでブームになったことがきっかけで、日本でもモデルやタレントの間でも、こういった食事を取り入れられたりします。
大事なのは栄養バランス
これらはヘルシーなイメージがありますし、実際に取り入れている人も少なくないでしょう。しかし、本当にアトピー、アレルギーを治すのに効果があるのでしょうか?アトピー改善のために、一番大切なことがひとつ。それは、「栄養バランス」です。
アトピーの原因の栄養価で、タンパク質、糖質、脂質、アレルゲン物質、塩分があり、アトピーを治すためには、この栄養価の過剰摂取を避けることが必要です。
つまり、この「栄養バランス」という視点で見ると、ベジタリアン、マクロビオティック、ローフードでもアトピーが治る可能性が低いのです。ここでは、この3つに関して簡単に説明したいと思います。
「マクロビオティック」とは?
「マクロビオティック」は、あのマドンンナが実践していたことで、一時ブームになり、ハリウッドスターや日本の芸能人の中でも実践者が増え、耳にしたことがある人も多いでしょう。
「マクロビオティック」=「マクロ(大きい)ビオ(生命)ティック(方法)」
この言葉の語源はギリシャ語の「マクロビオス」で、日本語で直訳すると、「大きな生命の方法」または、「生命体長寿法」などと訳されたりしています。
マクロビオティックが勧める食事バランスは、伝統調味料を使用し、化学調味料、白砂糖を使用しない、野菜は有機野菜や無農薬のものを使い、肉や魚などの動物性を食べない、玄米菜食法です。
マクロビオティックの定義
- 肉、魚、卵など動物性は極力食べない。
- 白砂糖は食べない。
- 野菜、穀物は、有機栽培もしくは、無農薬のものを選ぶ。
- 全粒穀物を食べ、野菜も皮を剥かずに食べる。
- 醤油、味増などの調味料は、伝統製法で作られたものを選ぶ。
- 「身土不二」―旬のものを食べる。
- 「地産地消」―今住んでいる近くの土地のものを食べる。
生野菜を食べない。玄米の食べる量が多い。豆や豆類腐など食べる頻度が多い。豆乳を飲んでいる。パンや、クッキーなど粉ものを食べる。葉野菜が少ない。梅干しや、鉄火味噌など、塩分が多いものをとる。
このように、一見健康食に見えても、毒素を出すということにはつながらず、タンパク質や、糖質、塩分に偏っている場合があるのです。やはりマクロビオティック実践者でも、アトピーが治らない人も少なくありません。
ベジタリアンとは?
ベジタリアンとは、「単に動物性を食べない人」ことを言います。
食事バランスが体に合っているとは限らない
ベジタリアンを10年以上実践していても、アトピーが治らなかったり、不妊症が治らなかったりした人は少なくありません。一見ヘルシーでストイックな食生活に聞こえるベジタリアンですが、単に動物性を食べないだけなので、食事バランスがその人の体に合っているとは限らないのです。
熱帯性の果物であるアボカドを頻繁に食べていたり。もしくは、辛い食事でスパイスが多い。また、コーヒーなどの常飲や、クッキー、パンなど粉ものを多く食べる。豆腐を頻繁に食べている。このような食事では、タンパク質や、脂質、糖質の他にも、刺激物が多く、一向にアトピーの症状は良くならないでしょう。
ローフードとは?
ローフードとは、名前の通り、低い料理。つまり、温度が低い、加熱しない料理という意味です。
ローフードは排毒しづらくなる
果物を多くとる。ナッツ類を頻繁に食べる。野菜はすべて生。ローフードのパターンは、すべてが“生”のため代謝が悪くなり、冷え性が悪化し、排毒しづらくなることや、アトピーの原因である脂質、糖分、タンパク質も多いのです。
もちろん、これらの食事が悪いわけではありません。ジャンクフードや、化学調味什たっぷりのコンビニ食をするよりは、ずっとずっと健康的な食生活です。ですので、健康食には間違いないでしょう。
しかし、アトピー、アレルギーでお悩みの方は、健康食ももちろんですが、排毒し不調を治すことが先。健康食と、病気を治す食事は別物なのです。病気にならないように予防していくのは“健康食”が効果的かもしれませんが、今病気があるものを治すことに、全く同じものが通用するとは限りません
今あるアトピーに今一番必要なことは、体に蓄積した毒素を排出すること。排毒することなのです。
タンパク質の過剰摂取が排毒を妨げる
タンパク質は、糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素の1つ。タンパク質は、皮膚を形成するなど、私たちの体を形成する重要な役割を果たしています。
現代食はタンパク質を多く摂取している
しかし、現代食はこの3大栄養素を過剰に摂取していて、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、卵、牛乳、ヨーグルトなど、特にタンパク質が多い食べ物を多く食べています。これは、成人病などの病気の増加と無関係ではないでしょう。
特に、牛乳や卵は、目に見えない形で入っていることも多いのです。例えば、パン、ケーキ、パスタソース、マヨネーズ、揚げ物の衣、麺類、スープなど、見た目では分からない状態で、牛乳や卵をたっぷり使っていることが多いのです。酷い人になると(特に甘いものが好きな女性は)1日に卵を5個~7個食べていることも!
タンパク質の性質とは
- 体内に蓄積する。
- 過剰摂取により、蓄積できる許容範囲を超えると、体外へ排出する。
- 冷えると固まり変形する。
- 熱すると固まり変形する。
- 体内に蓄積したものが、固まりとなり変形する。
- カルシウムと結合する。
では、これらを簡単に説明しましょう。
体内に蓄積する
例えば肉食動物を思い浮かべてください。ライオンや、チーターなど、完全に肉食ですが、毎日は食べていません。狩りができないと、週に1食なんてこともあります。
それでも、なぜ生きていけるのか?タンパク質は、体内に蓄積できるからなのです。しかし、現在の人間のように、毎日3食食べていては、確実に過剰摂取で、体内にどんどん蓄積していってしまいます。この状態が進んでいくと、「過剰摂取により、匿積できる許容範囲を超えると、体外へ排出する」へと変化します。
蓄積できる許容範囲を超えると、体外へ排出する
食べ物はロから入り、胃や腸で消化し、血液や、もしくは、様々な臓器で蓄積されます。さらに蓄積が進み、蓄積したものが許容範囲を超えると、目ヤニ、ホクロ、垢、疲、膿、おりものなどとなって排出されます。体内からめる排池物は、タンパク質の過剰摂取のサインなのです。
冷えると固まり変形し、熟すると固まり変形する
これは例えば、タンパク質の代表的な食品である肉について言うと、肉は生の状態と、加熱した状態ではどうでしょうか?加熱すると固く変形します。野菜は柔らかくなるだけですね。しかし、タンパク質は違うのです。
豆乳や、牛乳を熱するとどうなるでしょうか?豆乳なら、湯葉ができます。牛乳も上に膜が張ります。また、鶏肉などを煮込み料理し冷やすとゼラチンができますが、ゼラチンもタンパク質の1つです。このように、冷えたり、熱したりすると変形するのがタンパク質の特徴でもあるのです。
体内に蓄積したものが、固まりとなり変形する
体内でも同じことが起こっているのです。冷えたビールと、焼いた肉を食べること。アイスクリームなど、冷えていてタンパク質が多いもの。これは、体内で固まりを作ります。つまり、その結果、血液、臓器に何らかの病気を発症しやすくなります。冷やしたり、熱しなくても、蓄積していること自体で、ガンなどのリスクが高くなるのです。
カルシウムと結合する
タンパク質は、単体で体の中を動いてるわけではありません。カルシウムとセットで動くことが多いのです。タンパク質が過剰摂取になり、体外へ排出するときに、カルシウムもタンパク質と一緒に体外へ出て行ってしまいます。
カルシウム不足によって、骨粗しょう症、骨折しやすい、イライラする。集中力がないといった症状が起こります。カルシウムが少ない食生活をしていることもありますが、実はタンパク質の過剰摂取が原因で、カルシウムが体の外へ出て行ってしまっている可能性があることを忘れてはいけません。
動物性タンパク質が多すぎる
タンパク質は、必要な栄養価ですが、その過剰摂取と“質”が問題なのです。では、その“質”とはどういうことでしょうか?
まず、動物性のタンパク質が多すぎます。タンパク質と言っても、そもそも、タンパク質は何億種類もあります。その中で、現代人は動物性のタンパク質をとりすぎなのです。
タンパク質が豊富なものから微量なものまで、ほとんどの食べ物にタンパク質が入っています。ほとんどの食べ物に入っているということは、それほど多くの動物性タンパク質をとらなくても、人間がタンパク質不足になることはとても考えられません。
厚生労働省などには、「1日のタンパク質摂取の適正量」という指針がありますが、動物性タンパク質を控えた食事に切り替えたとしても、さほど問題はないでしょう。
排毒でアトピーが改善するメカニズム
アトピーに対する一般的な考えには、
- 「アトピーは皮膚の問題」
- 「アトピーは治らないもの」
- 「アトピーは一生つき合っていくもの」
- 「アトピーは大人になったら治る」
というものがありますが、これらはすべて古い考えです。
それは、それらの症状の原因が、アナタのライフスタイルにあれば。病院ではどうしようもできません。
アトピーやアレルギーを治すには、病院の治療と併行しながら、ライフスタイルを変え、免疫力を上げ、体に蓄積した毒素を排出(=排毒)し、体の中から健康になることが最も効果的な方法なのです。
これは、日々コツコツ積み上げていくもの。明日、明後日に結果が出るものではありません。あなたの日々の努力次第なのです。
ツルツル肌になるメカ二ズム
ますできるところから、
1. 「食事の黄金バランス」の実践
日々、コツコツできるこころから、アトピー・アレルギーが治るための食事に切り替えていきます。できないところばかり、目がいってしまいがちですが。はじめから完璧にする必要はありません。
まずは、玄米を食べる、有機野菜を食べるというところからスタートしていきます。人によっては、1ヶ月、長い人は半年くらい、動物性食品や白砂糖などをやめることに時間がかかる人もいます。これも個人差があるので、できるところからまず始めましょう。
2. スタートから3ヶ月~1年くらいで排竃症状か出始める
食事がきちっとできるようになると、排毒が始まります。排毒症状の中には、頭痛、めまい、だるさ、胃もたれ、皮膚の痛み、皮膚の痛み、皮膚から浸出液、リンパ液が出る、皮膚の皮剥け、発熱、生理不順、無月経、軽い脱毛、体重の減少(5㎏~15㎏)など、どのくらい毒素を蓄積しているかにより、大きく個人差があります。
3. 排毒の継続と皮膚の生まれ変わり
排毒は、出方だけでなく出る期間にも大きく個人差あります。特にアトピーの人の場合、何度も皮が剥けたり、浸出液やリンパ液が大量に出たり、まるで脱ステロイドをしたような状態になる人もいます。
これは、見た目的に悪いですが、まさに皮膚か生まれ変わっている状態です。皮膚は何層にも重なりできているので、良い食事ができていれば、見えない下の皮膚が新しいキレイな皮膚でできあがり、いずれそのキレイな皮膚が表面に出てきます。
4. 停滞時期、体の調整期間
排毒が始まり、すぐに生まれ変わるわけではありません。しかし、比較的毒素を溜め込んでいない小さいお子さんや、大人の方でも早い人は1ヶ月~3ヶ月で、かなり生まれ変わってきます。しかし、代謝が悪い大人や食生活が大変乱れていて、毒素をたくさん蓄積している人は、この停滞時期が長く続き、1年~3年ほどかかることも。
このときこそ、折れないメンタルが大切。「もしかしたら治らないかもしれない・・・」といったネガティブな感情が治りを遅くし、食事の実践力も下がってしまいます。この同じ食事をする友達や、仲間と関わり、1人ではなく人の力も借りながら、メンタルを下げないことがカギになります。
5. なぜ停滞時期があるのか
「体の調整期間」です。今まで肉や魚などを食べていたものが、野菜や穀物だけに変わり、体が調整しています。つまり、体質改善です。今まで摂取していた栄養価と違う栄養価が体内に入るようになり、それを体がうまく吸収し、今まで蓄積していた毒素を完全に出すまで待つ期間です。
血液が入れ替わるのに最低1ヶ月、細胞が入れ替わるのに最低3ヶ月。それから、さらにこの体質改善の期間が必要になるのです。この期間こそ、基本を忘れず食事を継続させることが大切です。
6. ツルツル肌への生まれ変わり
この停滞期を乗り越えると、完全に毒素が体内から抜けて、全身キレイな皮膚へと生まれ変わります。
ここでゴールにするのではなく、このキレイな状態を、1年も2年も長く維持することが重要です。体がさらに強くなって免疫力が高まれば、少しくらい動物性食品や、アトピーの原因となるような食品を食べたとしても、すぐにアトピーに戻ることがなくなります。
とはいえ、また食事を以前のように戻し、動物性、化学調味料を毎日食べるようになれば、またアトピーに戻ってしまうので注意してください。
これは誰にでも言えることですが、毒素は毒素でしかなく、確実に誰でも蓄積しています。キレイな肌に生まれ変わった後は、いかにそれを持続していくかがポイント。そのためには、同じ食事などをする友達や、仲間などとのコミュニケーションも効果的です。
これら「1~5」が、最もよくあるパターンです。このメカニズムを見ると、「そんなに時間がかかるのか・・・」と、少し気が遠くなるかもしれません。しかし、何事も継続が大切。アトピーの人は、何事も継続することが苦手な傾向にありますが、継続できなければ、良い結果が得られないのです。
「今日から、肉や魚、白砂糖も一切やめるぞ!」ではなく、
「旬の野菜を増やしてみよう」「手作りで味噌汁を作っておこう」
といった感じに、少しずつスタートしましょう。とにかく、焦らないこと。待つことが大切です。
まとめ
10年後、20年後の未来を健康で過ごすためには、1年くらいしっかり治すことに専念するのに、決して長い時間ではないハズ。今さえ楽できればいいという考えではなく、自分の先々のために手間ひま、時間を自身に投資してみては?